<愛犬・愛猫とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 38>     今回のテーマは「歯磨きしますか?2」です

こんにちは。
いぬねこさぷりドクターです。

もくじ
1.はじめから歯ブラシ使っていませんか?

2.歯にタッチ

3.いよいよデンタルシートへ

4.やっと歯ブラシ登場

5.まとめ

梅雨がはじまりジメジメした日が続いていますね。
梅雨の中でスッキッと晴れた日があると、暑いなぁと思いつつなんとなく嬉しくなります。
さて、今日は歯みがき編の2回目として歯みがきの始め方をとりあげたいと思います

はじめから歯ブラシ使っていませんか?

つまずきやすいポイントとしてはじめから歯ブラシをしようとしていないでしょうか?
歯みがきのトレーニングを始める前に前提としてワンちゃん、ネコちゃんは
基本的に口を触られるのは嫌だと思っていると思ってください。
まず、第一段階として口を触らしてもらってご褒美(大好きなおやつ)をあげてください。
それを、口を触られる=おやつが待っていると思うまで繰り返してください。
これが第一段階です。
必ず夜のこの時間にすると決めてもらうのも効果的かと思います。
これを繰り返すことで口を触られる=嫌なことを、口を触られる=
ご褒美もらえるからいいことかも!にかえていってください。
もちろん、口周りを触られるのを全く嫌がらない子もいます。
その子たちはすでに第一段階をクリアしているというふうに考えてもらって大丈夫です。

歯にタッチ

一段階目がクリアできたら、今度は歯にタッチしてご褒美をあげてみましょう。
タッチする場所は前歯、横の歯、奥の歯とどこからでも構いません。
タッチさせてくれやすい場所からはじめて、全部タッチできるようにトレーニングしましょう。

いよいよデンタルシートへ

タッチまでさせてくれるようになったら、いよいよシートに移ります。
シートを指にまいて、これもまたタッチからはじめてもらい、
タッチができそうであれば少しシートでこすってみてご褒美をあげてください。
徐々にこする範囲を増やしていくこと、長時間やらないこと、
合間合間でご褒美をあげることが注意点です。

やっと歯ブラシ登場

シートを嫌がらずにさせてくれるようになったら、やっと歯ブラシの登場です。
歯ブラシもシートと同様にタッチからはじめて磨きやすいところから
徐々にトレーニングしてください。重要なのは歯の表側の歯と歯肉の
隙間(歯周ポケット)をきれいにすることです。
はじめはなんとなく歯だけみがいている状態でも大丈夫なので、
慣れてきたら歯周ポケットを意識してみがいてみてください!

まとめ

今回はデンタルトレーニングについてのお話でした。
ご覧になってらっしゃる方の中には歯みがきはしているけど
….という方も多いと思います。
もし、嫌がるのを無理にしているようであれば、
基本に立ち返ってもう一度歯ブラシの前の段階から
おやつを使ってトレーニングをしてみてくださいね。
次回は、part3として歯石になってしまった後のお話をしたいと思います

 

※イラストはイメージです

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