<愛犬とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 8>
今回のテーマは「愛犬の肥満」です

こんにちは。
いぬさぷりドクターです。
今回のテーマは「愛犬の肥満」です

いぬさぷりドクター

なんと!30%が肥満??

現在動物病院に来院する犬の30%程度が肥満であると言われています。
きちんと体重を測り、ペットフードを与えているのに太ってしまう!と
いう場合は、以下のようなことに注意をしてみましょう。
 

◆おやつのことを考えない

フードを通常量与えて、さらにおやつを与えてしまえば、
当然カロリーオーバーになります。
おやつは1日のエネルギーの20%以内とし、その分主食を
減らすようにしましょう。

◆散歩をしていない

散歩を全くしていないご家庭も増えてきているようですが、
室内での活動だけではどうしても運動不足になりがちです。
12回、20-60分程度の散歩を心がけましょう。

◆避妊去勢の影響

避妊去勢手術をすると、運動量が減ったり、ホルモンバランスの
乱れによって太ってしまうことがあります。食事量を調整したり、
避妊去勢をした犬向けのカロリーオフのフードを使ってみるのもよいでしょう。

◆既に太っている

一般的なペットフードは「適正体重」を目安に計算されています。
既に太っている現在の体重を元にフードを与えれば、
食べ過ぎになってしまいます。

◆誰かがこっそり何かを与えている

いくら自分自身が適切な食事管理をしたとしても、
他の誰かが何かを与えてしまっては、犬は太ってしまいます。

太りやすい体質

残念ながら、生まれつき太りやすい体質の犬もいます。
上記のことをきちんとやっているのにどうしても太ってしまう場合には、
パッケージに書いてある量よりも1-2割与えるフードを減らしてみたり、
避妊去勢をした犬向けのカロリーオフのフードを使ってみるのもよいでしょう。

 

一般に、理想体重を20%以上超過すると肥満であると判断されますが、イヌの場合、理想体重の算出が難しいため、「ボディコンディションスコア」という体型を判定する指標を用いて肥満度を測定します。まずは一度、動物病院で肥満度や食事量を設定しもらうと良いでしょう。

愛犬と肥満

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