<愛犬とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 14>
今回のテーマは「気になる！犬の食糞の原因とは？」です

こんにちは。
いぬさぷりドクターです。
今回のテーマは「気になる！「犬の食糞」の原因とは？」です

犬の食糞は思わずびっくりしてしまう行動ではないでしょうか。

食糞行動は、主に成長期の子犬に見られる問題行動です。
雌犬は授乳期に子犬の糞便を食べることがありますし、
食糞は本来多くの動物に見られる正常な行為ですが、
人と生活を営む家庭動物では、やはり不快感を感じます。

場合によっては、病気と関連して起こっていることがありますので注意が必要です。
まずは、病気が原因でないかどうか動物病院で診察してもらいましょう。
そして病気が原因でなかった場合には、食事が原因になっていないかを考えます。
いずれにせよ、未消化の糞便には栄養素が詰まっていますので、
子犬が食べたい欲求に駆られてしまうことがあります。
飼育環境が悪影響を与えていることもありますので、
下のチェックリストを確認して、気になることがあれば改善しましょう。

きつく叱ったり、罰を与えたりすることは勧められません。
それで食糞をやめることはありますが、ご家族との関係性が悪化したり、
むしろ構ってもらえたと勘違いをさせてより強化してしまう可能性もあります。

食事のタイミングが一定であれば排便のタイミングは決まってきますので、
排便してすぐに便を取り上げることが大切です。
また外出するときはきちんとリードを付け、
糞を食べるような行動をとりそうなときは、そこから遠ざけましょう。

【病気が原因】
消化不良
寄生虫感染
食欲亢進
【食事が原因】
与えすぎ
消化の悪いフード
【行動が原因】
ストレス
退屈
しつけへの反発
飼い主の気を引くため