ウェルシュ・コーギー・ペンブローク


原産国 イギリス

大きさ
体高は25~30cm、平均9~12kgの体重です。

特徴
コーギーには、「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と
「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類がいます。
ペングロークの直系の祖先犬は、
フランドルの織工がウェールズに移住した際もたらされたとも、
ヴァイキングが活躍していたころスウェーデンの犬がこの地に居残ったもの
ともいわれています。ヘンリー2世(1133~1189)、現代において英国王室に
愛され、王室の犬といえばこの犬種と思われています。
現在もエルザベス女王が飼っています。
たくましい体つきをしており、毛色は、レッド、セーブル、フォーン、
ブラック&タンの単色がいます。
JKC参照)

カットスタイル
お尻だけモフモフの桃尻カットにする子が多いです。
全身ハサミで短くカットする子もいます。

性格
外交的で友好的、働き者です。とても活発で運動好きな子が多いです。

 

獣医からのヒトコト
注意してほしい病気

誤食
食欲旺盛で色々なことに興味深々、いたずら好きなワンちゃんが多いように思います。
ただそれだけに、お散歩中に石を食べたりおもちゃを千切って
飲み込んでしまったりすることも多い印象があります。
小型犬と違って身体が比較的大きいので消化管の閉塞までおこすことは
意外と少ないと思いますが注意が必要です。
もちろん、閉塞までしなくとも嘔吐や下痢の原因となることもありますので
誤食をしないように気をつける必要があります。

前十字靭帯断裂
膝の関節の中に交差する靭帯、特に前十字靭帯を損傷しやすいです。
これは関節面におけるひざ下の骨の角度の問題で負担がかかりやすいことが誘因になっています。
小型犬の場合は、靭帯がきれても時がたてば足がつけて普通に歩いたり走ったり
できるようになることが多いのですが、この犬種の場合は体格的なものもあり
外科手術が必要になることが多いです。
昔は、人工靭帯をいれるのが主流だったのですが、
最近は骨を切って角度をかえる手術も多くなってきています。

変性性脊髄症
コーギー好きの方には有名な病気だと思います。
飼主さんの中ではDMと略して呼んでいることが多いと思います。
脊髄の機能不全が尻尾の方から段々と頭の方へ進行していく病気です。
3~4年ほどで延髄まで到達し亡くなってしまう、発症すると非常に怖い病気です。
遺伝的に起こり、遺伝子検査も可能ですので、
遺伝子検査を行いキャリア同士で子供を増やさないことで発症は防げますが、
発症しているワンちゃんにたまに出会うというのが現状です。

トリマーからのひとこと
遊ぶのが大好きで楽しい遊び相手になってくれます。
太りやすい子が多く、足先を触られるのを嫌がる子が多いです。
体重増加には要注意ですね(笑)


 

 

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