チワワ
◆原産国 メキシコ
◆大きさ
大きさも様々で1kgちょっとの子~5kgぐらいの子まで様々です
◆特徴
世界で最小の純血種で、メキシコ最大の州の名前が由来とされています。かつては野生に生息し、
トルテカ文明時代にインディオにより捕らえられ、家畜化されたと考えられています。
手足は細いが胴体と頭蓋骨はがっしりしており、体高より体長がわずかに長く、立ち耳の超小型犬です。
毛色や毛の長さなどバリエーションが豊富です。(JKC参照)
◆チワワのカットスタイル
チワワで一番多かったカットスタイルは全身をバリカンで短くするサマーカットですが、
少しおしゃれに、他のわんちゃんと差をつけたいという方に人気はライオンカット!でした。
◆性格
ご家族がいらっしゃらないとイヤなことはイヤっと主張する、
ピンと一本芯の通ったようなわりと気の強い子に会うことが多かったように思いますが
今は、すごくおっとりした子とやんちゃで陽気な子ととっても怖がりな子の
3パターンをよくみかけるような気がします
お尻ふりふり歩いているのを後ろから見かけると悶絶する可愛さです
◆獣医からのヒトコト
【注意してほしい病気】
①水頭症
昔は水頭症といえばチワワという犬種でしたが、
遺伝的に淘汰されてきたのか最近はすくなくなってきました。
水頭症とは脳の中の脳室という脳脊髄液が入っているお部屋が
拡大して脳を圧迫する病気です
小さいころは、頭蓋骨のてっぺんに泉門という生理的な穴が
開いていますので超音波検査でもわかることがあります。
チワワさんで若くて、頭がデコッパチな子、
さらに発作を起こす子は先天的な水頭症を
持っていることがありますので要注意です
②膝蓋骨内方脱臼
小型犬では、膝のお皿が外れて内側に落ちてしまう病気が多いのですが
チワワさんでもこの病気を先天的に持っている子が多いです。
程度がひどかったり、年とともに進んできて症状をだすようであれば外科的な整復が必要になります
③僧房弁閉鎖不全症
病院で心雑音があると言われると大抵がこの病気です
(中には違うことももちろんありますが….)
心臓の左側の2つのお部屋(左心房と左心室)をわける間の
弁が完全に閉じずに逆流が生じる病気です。
他の犬種でもよく見かけますが、チワワさんで急性に
進行することがあるので気をつけてほしいです
◆トリマーからのエピソード
体が小さい分、少し強気な子や怖がりの子も多いですが、
一度慣れるとマイペースでテーブルの上でうとうとする子も多いので愛くるしいですね(笑)