ミニチュア・ピンシャー


原産国 ドイツ

大きさ
体重が4~6kgで体高が25~30cmとされています

特徴
20世紀の初めころからすでに多く飼育されており、
1925年ドイツのスタッド・ブックでは1300頭の登録があったようです。
ジャーマンピンシャーの様に様々な毛色から、明るめの斑があるブラック
レッド一色からレッド・ブラウンまでの毛色が選択繁殖されました(JKC参照)
小型犬ながら番犬としても有能でアメリカでは護衛犬として用いられたこともあります。
愛好家からはミニピンとして親しまれています。

カットスタイル
カットする子はほとんどいません。
短毛でツヤ感のある毛並みが特徴で、意外と爪の伸びるスピードが
早いので怪我をしないように定期的に爪切りが必要です。

性格
活発で、元気がよく、自信に満ちた穏やかな性格です。
強壮で番犬としての素質を持ち、自分より大きな相手には
警戒態勢をとったりします。

獣医からのヒトコト
注意してほしい病気

骨折
見た目でもわかる通り、足がとても細い犬種です。
抱っこしているときなどに飛び降りて前足を骨折してしまうことが一番多いと思います。
特に1歳以下のこどものころに骨折するワンちゃんが多いのでぜひ注意してほしいです。
骨折の場合、人間と違って基本的には外科治療になります。

膝蓋骨内方脱臼

これは、この犬種だけの話ではないのですが、やはり小型犬は非常に多いです。
少し靭帯が緩い子から緩すぎて膝蓋骨が常に内側に落ちている子まで程度は様々ですが、
膝蓋骨が通常あるべき場所から外れてしまうときに内側の骨と擦れて
痛みをだすことが多いので、程度が進んでいても痛みとしてはっきり症状がでないこともあります。
ただし、歩き方はぎこちなくなることが多いのであれ?と思ったら、
もしくは健康診断のときにでもチェックしてもらってくださいね。

歯周病

こちらの病気も、この犬種だけの話ではないのですが小型犬は特に
気をつけてほしいです。
お口の病気は万病のもとです。
小さい頃から歯磨きの習慣をつけてもらい、歯肉に炎症がない状態をぜひ保ってくださいね。
ポイントは嫌なのに無理やりしないことです。
おやつを使って嫌がらずに歯を磨かしてくれるように訓練をしてくださいね。

 

トリマーからのひとこと
お利口でいたずら好きなところがあります。
運動神経がよく体力があるが、寒がりで関節に関する病気が多い一面もあるので
環境や体調に気をつけてくださいね。

 

 

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