<愛犬・愛猫とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 29>
今回のテーマは「食欲の秋!!食べ物にはご注意を!」です
こんにちは。
いぬねこさぷりドクターです。
もくじ
1.中毒にはご注意を!
2.膵炎、胃腸炎にご注意を!
3.食べ過ぎにはご注意を!
4.まとめ
台風も去って本格的に秋ですね。
食べ物がおいしくなる季節です。
そんな季節に初心に立ち返ってワンちゃんネコちゃんが
気を付けてほしい食べ物についてとりあげてみようと思います
ワンちゃんもネコちゃんも玉ねぎやネギ類がダメなのはご存知かもしれませんが、
今回は意外と知られていない食べ物をご紹介しようと思います。
① チョコレート
チョコレートも最近知名度があがってきた中毒物質ではないでしょうか?
特にカカオの含有量の多いブラックチョコレートは注意してください。
ソワソワしたり、震えやよだれ、痙攣発作などをおこします。
② ブドウ、レーズン
朝食のときにブドウパンをお家のワンちゃんにおすそ分けしていないですか?
特にレーズンはブドウの成分が濃縮しているので食べさせないでください。
少ない記述ものだとレーズンは1kgあたり2.8gの摂取で
腎不全をおこしてしまう可能性があります。
③ ユリ科の植物
ネコちゃんは意外に草を食べることが好きな子が多いです。
ユリ科の植木や切り花を置かれているお家もあるのではないでしょうか?
実はユリのお花や葉、茎などを食べてしまうと命をおとしてしまうほどの
腎不全をおこしますので、安全のため飾らないでいただいた方が安心です。
行楽の秋。バーベキューなどを楽しまれる方も多いのではないでしょうか?
ここで気を付けていただきたいのは、ついうっかり脂身の多い
おいしそうなお肉をワンちゃんにあげたりしてないでしょうか?
実はワンちゃんはほんのちょっと食べなれないものを食べたことで
胃腸炎をおこすことがあります。また、高脂肪なものを食べたことがきっかけで
急性膵炎をおこすことも。特に、膵炎は重症になると命にかかわる病気です。
欲しそうな顔をしていてもグッと我慢していただくことをおすすめします。
秋はお芋やかぼちゃなどをよく食べる時期ではないでしょうか?
これらの野菜は中毒性はないのですが、ちょっとだけと思っても
意外にカロリーが高いので要注意です。
以前にも取り上げたことがあるのですが、
ワンちゃんやネコちゃんの必要カロリーは意外と少ないのでちょっとだけが
肥満の原因になってしまうことも。
また、おいしいものは人間も動物も一緒のようで、
ちょっとあげたことが癖になってしまったというのもよくお見かけします。
予防のシーズンが終わりに近づいてきているので、
健康な子だと春にまたお目にかかることも多いです。
久しぶりに会ったら、あら?となることも良くあります。
秋は、気温も下がってきてワンちゃんやネコちゃんにとっても
過ごしやすくなる季節でもあり、夏に頑張った分季節の変わり目で
体調を崩しやすい時期でもあります。
食べ物にも気をつけていただきつつ、健康に楽しくこの季節をすごしてくださいね!
※イラストはイメージです